日々多忙な現代人にとって賢い投資は資産形成の重要な手段です。
特にミニマリストとして生活する場合、投資方法もシンプルで効率的なものが求められます。
この記事では、楽天証券やSBI証券を利用して始められるミニマリスト投資法を紹介します。
これらの方法は少ない初期投資で始められ、時間とともに安定したリターンを期待できます。
投資に回せるお金なんてないよという方は以下の記事が参考になります。
目次
- インデックス投資の利用
- ロボアドバイザーの活用
- 配当再投資プラン(DRIP)の活用
まとめ
1. インデックス投資の利用
インデックス投資は、株価指数に連動することを目指したファンドに投資することで市場全体の平均的なリターンを得る方法です。
インデックス投資は10年間の運用成績で70%のアクティブファンドに勝っています。
「平均的なリターン」と聞くと平凡に感じますが、実際にはかなり良いリターンが得られます。
特に楽天証券とSBI証券は、多種多様なインデックスファンドを提供しており、低コストで分散投資を実現できるため、個人の趣味趣向にとって理想的な投資を選ぶことができます。
以下に楽天証券とSBI証券のそれぞれで利用できるインデックスファンドを紹介します。
楽天証券で利用可能なインデックスファンド
楽天・全世界株式インデックスファンド:
- 概要: このファンドは、MSCIオールカントリーワールドインデックスをベンチマークとしており、世界中の先進国及び新興国市場に投資します。
- 特徴: 同指数に連動するファンドと比較し、管理費用が極めて低く設定されており(年0.233%)、長期的な資産形成に適しています。
- 投資の手軽さ: 楽天証券の口座を持っていれば、オンラインで簡単に購入・管理が可能です。
楽天・日本株インデックスファンド:
- 概要: 日経225やTOPIXなど、日本の主要な株価指数に投資するファンドです。
- 特徴: 初心者でも理解しやすい構造で、日本経済の成長に便乗することができます。
2024年4月現在では、年初来の日本株のリターンは米国株のリターンより上回っており、バブル時の高値も超えています。
バブル景気になっている雰囲気もありませんので、日本経済の成長に賭けてみるのも一つの手だと思います。
SBI証券で利用可能なインデックスファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー):
- 概要: MSCI ACWI Indexをベンチマークにしており、全世界の株式市場に広く分散投資します。日本を含む全世界の約3000社に分散投資できます。
- 特徴: 年間の管理費用が0.05775%と非常に低く、コスト効率良く全世界の株式に投資できる点が魅力です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):
- 概要: S&P 500指数をベンチマークとしており、アメリカの大型株500社に投資します。この500社はかなり厳しい基準をクリアした会社だけで構成されています。
- 特徴: アメリカ経済の成長に連動するリターンを期待でき、また管理費用が0.09372%と低いため、長期保有に適しています。
インデックス投資のメリット
- 低コスト: 上記のファンドのように管理費用が低いため、福利の効果を最大限活用できます。
- 分散投資: 一つのファンドで多数の資産に投資することが可能で、リスクを分散できます。
- 手間いらず: ファンドが自動で再バランス(リバランス)を行うため、個々の投資判断を常に更新する必要がなく、手間がかかりません。
楽天証券やSBI証券を通じてインデックス投資を行うことで、効率的に、かつ低コストで資産を増やすことが可能です。
これにより、最小の労力で最大の投資成果を目指すことができます。
2. ロボアドバイザーの活用
ロボアドバイザー(通称:ロボアド)は、AI技術を活用して個々の投資家のリスク許容度や投資目標に基づき、最適なポートフォリオを自動で作成し継続的に管理する投資ツールです。
楽天証券とSBI証券では特に利用しやすいロボアドバイザーサービスが提供されており、初心者から経験者まで幅広く対応しています。
しかし、個別に投資する場合に比べると、コストが高くなりますので、ご自分で考えて投資できる方はわざわざロボアドバイザーを使用しなくても良いと思います!
楽天証券の「楽天・ロボアドバイザー」
サービス概要:
- 楽天・ロボアドバイザーは、投資家のプロファイルに基づいて、国内外の株式・債券等に分散投資を行うポートフォリオを提案します。
- 利用料は年率0.5%(税抜)と低コストで、20万円から投資を開始できます。
特徴とメリット:
- 自動再バランス: 市場の変動に応じてポートフォリオを自動的に調整し、常に投資家のリスク許容度に合わせた状態を維持します。
- 分散投資: 複数の資産クラスにまたがる分散投資を通じてリスクを最小化しながら、期待リターンを追求します。
SBI証券の「WealthNavi for SBI証券」
サービス概要:
- WealthNavi for SBI証券は、世界約50カ国、16資産クラスに投資することで広範囲に分散投資を行うロボアドバイザーです。
- 初期投資は10万円からと低めで設定されており、手数料は年率1.1%(税込)です。
特徴とメリット:
- 自動投資管理: 投資家が設定したリスク許容度に基づき、全自動で資産配分を行い、市場の変動に応じて定期的に再バランスを実施します。
- グローバル投資: 広範囲にわたる国際分散投資を行うことで、国内市場の変動リスクを避け、安定した成長を目指します。
ロボアドバイザーの導入メリット
- 時間効率: 投資判断をAIに委ねることで、日々の市場分析から解放され、他の活動に時間を割くことができます。
- 感情に左右されない投資: 感情に流されることなく、客観的なデータに基づいた投資判断が可能です。
- 低コスト: 従来の投資顧問サービスに比べて手数料が低く設定されており、投資成果が手取り額に大きく反映されます。
楽天証券とSBI証券のロボアドバイザーは、特に時間や知識が限られている超多忙な方にとって、賢い資産運用の強力なツールです。
しかし、先ほども記載したように自分で投資先を選ぶ場合に比べると、コストが高くなります。
投資の世界では、少しのコストの差でも後々大きな差となってしまいます。
ほとんどの人にとってはロボアドバイザーは利用しなくても良いサービスだと私は思います。
しかし、毎日仕事で超多忙な会社員の方や子育てや仕事に日々追われている夫婦にとっては、利用を検討してみても良いと思います。
3. 配当再投資プランの活用
アメリカでは配当再投資プランのことをDRIP(Dividend Reinvestment Plan)と言います。
配当再投資プラン(DRIP)は、投資信託の配当を自動的に再投資するシステムです。
楽天証券やSBI証券では、多くの投資信託がこのプランを提供しており、受け取った配当金を再び同じファンドに投資することが可能です。
これにより、複利効果を利用して資産を効率的に増やすことができます。
楽天証券のDRIP
- 概要: 楽天証券では、「楽天・全世界株式インデックスファンド」等の対象ファンドでDRIPが利用できます。
- 特徴: 配当を現金で受け取る代わりに、自動で同ファンドの追加購入に使うことで手数料なしにポートフォリオを増やします。
SBI証券のDRIP
- 概要: SBI証券では、特定の外国株式投資信託を中心にDRIPオプションが提供されています。
- 特徴: 自動で再投資されることで、購入手数料が節約され、より多くのシェアを獲得することが可能になります。
DRIPのメリット
- 複利効果: 配当が再投資されることで、次第に投資額が増え、長期的には大きな資産増加を期待できます。
- 手間いらず: 自動的に再投資が行われるため、個別に再投資を管理する手間が省けます。
- 成長加速: 配当金が再投資されることで、投資の成長速度が加速します。
DRIPは特に長期的な資産形成を考えている投資家にとって、有効なツールです。
楽天証券やSBI証券で提供されるDRIP対応の投資信託を活用して、コツコツと資産を増やしましょう。
まとめ
日々忙しい会社員でも、楽天証券やSBI証券を活用すれば簡単に少額でも投資を始めることができます。
インデックス投資、ロボアドバイザーを利用した自動投資管理、そしてDRIPによる配当再投資は、それぞれがシンプルで手間が少ないため、投資初心者でも容易に取り組むことが可能です。
これらの方法を組み合わせることで、リスクを管理しつつ効率良く資産を増やしていくことができるでしょう。