節約と投資

賢い節約術:将来のために今を見直す貯金と投資のコツ

経済的な安定は、多くの人にとっての大きな目標です。

少し前にFIRE(ファイア)がブームになったのも記憶にあると思います。

お金の写真FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、日本語で言うと経済的独立・早期退職です。

FIREをしたいと目指している方も多いと思いますが、数億円の資産が必要になったりと達成までにあまりにも時間を要するか、そもそもその資産を築くことが難しいと思います。

特に30代・40代の会社員は、家庭を持ち、子供の教育や自身の老後を考え始める時期。

家庭を持たない人でも自分の老後を考えると思います。

しかし、日々の忙しさに追われ、貯金や投資について真剣に考える時間がないことも少なくありません。

このブログでは、日常生活の小さな見直しから始める「賢い節約術」と、将来のための「貯金と投資のコツ」に焦点を当て、経済的な自立への道を探ります。

私は社会人になって貯蓄率を30%以上を継続しており、5年程度の短い期間ですが、参考になるものも多いと思いますので、一つでもご自身の生活に取り入れてみてください。

目次

  1. 支出の見直し:無駄遣いを削減
  2. 貯金の自動化:貯蓄の習慣化
  3. 少額から投資を始める
  4. 節税対策を活用
  5. 知識への投資:自己投資

まとめ

支出の見直し:無駄遣いを削減

毎月の支出を効果的に管理し、無駄遣いを削減する第一歩として、家計管理の自動化ツールを活用することが有効です。

家計簿をつけている女性「マネーフォワードME」は家計管理を自動化してくれますので、非常に便利です。

「マネーフォワードME」は、銀行口座やクレジットカード、電子マネーの利用状況を一元管理し、自動で収支を分類してくれる便利なアプリです。

スーパーで使った費用は食費に分類、書店で本を買った費用は書籍代に分類など、自分で分類を指定すると次から自動でその分類に自動で振り分けてくれます。

このツールを使えば、自分がどこにお金を使っていることが多いかを正確に把握し、無駄遣いを見つけ出すことが容易になります。

しっかり自分の支出を管理してみると、自分が不要と思う費用が出てくることが多いです。

スマホとアプリまた、毎月の固定費の中でも、特に見直すべきは不要なサブスクリプションサービスの解約です。

音楽配信サービスや動画配信サービス、雑誌の定期購読など、利用頻度が低いサービスは思い切って解約を検討しましょう。

一見、小さな金額に見えても、これらのサービスは積もり積もって大きな出費となり得ます。

実際に音楽を聴きながら映画や動画を見ないと思います。自分が利用頻度が低いものや幸せを感じることがあまりないことを解約してみてください。

具体的には、まず「マネーフォワードME」で自身の支出パターンを分析し、どのサブスクリプションサービスを利用しているかを全てリストアップします。

その上で、実際にどのサービスを頻繁に使っているのか、どれが本当に必要なのかを見極め、不要と判断したサブスクは解約プロセスを進めます。

このようにして、家計管理の自動化ツールを駆使し、計画的に支出を管理することで、無駄遣いを削減し、賢く節約する生活を実現しましょう。

貯金の自動化:貯蓄の習慣化

効率的な貯蓄のためには、自動化することが鍵となります。

自動化は、意志力に頼らずに貯金を続けることを可能にし、確実に貯金することができます。

具体的な目標として、「自分の収入の80%で生活できるようにする」と言うルールを設定しましょう。

貯金をしている男性これは、収入の20%を自動的に貯金口座または証券口座に振り分けることを意味します。

この方法を実践するには、まず毎月の収入が入る口座から、定期的に20%を自動で別の貯金専用口座に振り替える設定を行います。

住信SBI銀行のようなネット銀行では、このような自動振替サービスを提供していることが多く、一度設定すれば毎月自動で貯金が行われます。

この「80%の生活」を実現するためには、日々の生活費や固定費を見直し、無駄な出費を削減することも重要です。

支出の見直しを行い、生活費をコントロールすることで、収入の20%を貯金に回すことが現実的な目標となります。

しかし、手取り収入が少なく、20%も貯金すると生活できないと言う人もいると思います。
その場合は、10%にしても大丈夫です。

最初は少なくても給料が上がったら、上がった分の半分を貯金にもう半分を生活費に充てるようにすると、自然と貯金額も増えていきます。

貯金を自動化することで、毎月の貯蓄額が安定し、無理なく経済的な余裕を作ることができます。

また、収入の80%内で生活することを意識することで、無駄遣いを減らし、より賢い消費行動を心がけるようになります。

この習慣は、将来への備えだけでなく、日々の生活の質を向上させることにも繋がります。

少額から投資を始める

投資をしている男性投資は将来の資産形成に欠かせない要素ですが、始めるにあたって大きな金額を用意する必要はありません。

現在の日本ではインフレの影響や銀行の預金金利が低金利であることによって、貯金しているだけでは、使えるお金がどんどん減っていきます。

しかし、大きな金額をいきなり投資に回すことはおすすめしません。

特に投資初心者にとっては、リスクを最小限に抑えながら、少額から始めることが大切です。

2024年からは新NISA(少額投資非課税制度)が始まりましたので、新NISAの活用は、小さな投資を始める上で非常に有効な手段です。

新NISAは、購入金額の1800万円を上限に、投資によって得られる利益に対する税金が期間の制限なく非課税になる制度です。

以前は「つみたてNISA」「NISA」に分かれていましたが、新NISAに一本化されました。

毎月一定金額を投資信託やETFに積み立てることができます。金額は1万円でも可能です。

この制度を利用することで、投資初心者でも手軽に、かつ税制面で有利に投資を始めることが可能となります。

投資を始める際のステップは以下の通りです。

  1. 目標の設定:
    投資を始める前に、自身が達成したい目標を明確に設定します。例えば、老後の資金準備、子供の教育資金など、目標に応じて投資の方法も変わってきます。
  2. NISA口座の開設:
    投資を始めるためには、まず証券会社でNISA口座を開設します。多くの証券会社ではオンラインで簡単に開設できます。おすすめはSBI証券と楽天証券です。
  3. 投資する投資信託の選定:
    最初はインデックスファンドの投資信託に投資することがおすすめです。オルカンと呼ばれる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が良いと思います。しかし、自分の将来のお金の金額に影響がありますので、自分の投資スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
  4. 定期的な投資:
    一度投資プランを決めたら、毎月一定額を自動で積立てるように設定します。これにより、市場の変動に左右されず、長期的な視点で資産を増やしていくことができます。

新NISAではクレジットカードから毎月一定金額を自動で引き落としてくれる設定もあります。

私もクレカ引き落としを設定しているのですが、クレカで毎月一定金額を使った扱いで考えることができ、意識せずとも積立投資が可能です。

小さな投資から始めることで、投資のリスクを抑えつつ、将来のための資産形成を行うことが可能です。

NISAを活用することで、税制面でも有利に投資を進めることができ、投資初心者にとっては大きなメリットとなります。

節税対策を活用

将来への備えとして、節税対策も見逃せません。

かといって脱税はダメです!

先ほども説明した新NISAも節税できる一つの方法ですが、他にも以下のような手段があります。

  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)の活用
  • 医療費控除や住宅ローン控除のなどの控除の活用
  • ふるさと納税

多くの人が活用しやすい節税方法はこれらです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の活用

iDeCoはお勤めの会社に年金制度の有無によって掛け金が変わってきますが、掛け金が所得控除として計算できます。

医療費控除や住宅ローン控除などの控除の活用

これら以外にも配当金控除や生命保険料控除など様々な控除があります。

調べてみると、自分が活用できる控除があると思いますので、是非一度検索してみてください。

さらに会社によっては、「ひと月の医療費が一定金額を超えた場合、◯万円の付加金がある」といった規定もありますので、会社の規定も一度見直してみてください。

申請するだけで何万円ものお金がもらえることがありますので、おすすめです。

ふるさと納税

ふるさと納税は簡単に言うと、2,000円の自己負担で一定金額を上限に先に納税することで、返礼品がもらえる制度です。

ふるさと納税のイラスト個人の給料によって上限の金額が異なりますので、「ふるさと納税 上限」などと検索し、ご自身の上限額を調べてからふるさと納税をおこなってください。

上限金額を超えると、控除に含まれず、割高な金額で返礼品を購入することになります。(要するに自治体に寄付することになります。)

返礼品にはお米やお肉、海鮮などの食品もあれば、トイレットペーパーなどの生活用品、旅行券、家電など様々な種類の品があります。

これらは多くの人が使える節税の方法ですが、家計に与える影響は大きいです。

自分に活用できるものがないか、今一度確認してみてください。

知識への投資:自己投資

経済的に豊かになることを目指す上で、自己投資による知識の投資は非常に重要です。

読書をしている女性会計や投資に関する知識を深めることで、より賢明な金融判断が可能になります。

例えば、オンラインコースやセミナー、関連書籍を通じて、最新の投資戦略や財務管理のテクニックを学ぶことができます。

また、貯蓄や投資、税金対策に関するブログやポッドキャスト、YouTubeからも、実践的なアドバイスを得ることが可能です。

今は無料でも非常に有用な情報が多数あります。

特にお金関連のYouTubeチャンネルだと、「中田敦彦のYouTube大学」「リベラルアーツ大学」がおすすめです。

自分自身に投資する時間と労力は、将来的な経済的成長と安定に直接つながります。

自己投資に使えるお金が少ない場合は、書籍がおすすめです。

書籍は2,000円程度で、有用な情報を入手することができ、そこに書いていることを実践するだけで、自分の生活が豊かになることもあります。

私のおすすめは「ジェイソン流お金の稼ぎ方」です。

芸人として活躍されている厚切りジェイソンさんは実はFIREを達成しています。
芸人に加えて、企業の役員もされている非常に優秀な方です。
そんなジェイソンさんの本で一番印象に残った言葉は「今日できることをなぜ明日やるのか」です。
今は忙しいから後回しにしようと家計管理を後回しにしている人は多いのではないでしょうか。
稼ぐ上で大切なことを学ばせてくれる本ですので、非常におすすめです。

様々な自己投資がありますが、無料のものかもしくは1万円以下のものから始めてください。

最初から高額な商品を買うのは危険です!

まとめ

賢い節約術と投資のコツを身につけることは、将来への安心を得るために不可欠です。

老後のお金も年金では不十分な時代ですので、さらにお金の知識を身につけることが大切になってきています。

日々の小さな見直しから始め、経済的に豊かになるために一歩を踏み出しましょう。

貯金と投資は、未来の自分と家族への大切な投資です。

今日からでも遅くはありません。賢く計画を立て、行動に移していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!






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