顔面痙攣の手術から約1ヶ月経過しましたので、その経過を記載していきます。
- 目元がピクピクして気になる
- ピクピク(痙攣)の原因を知りたい
- 眼科で相談しても寝不足としか言われない
といった方々の参考になる内容になっています。
![病院の待合のイラスト](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/04/medical_byouin_machiaishitsu_mask-300x300.png)
私のように顔面痙攣と診断され、手術をするか迷っている人の助けになれば嬉しいです。
目次
- 簡単な経緯
- 手術後の経過と経過日数毎の容態
- 手術を終えての感想
まとめ
1.簡単な経緯
私は大学生の頃から目の周りがピクピク(痙攣)していて、つい最近まで放置しておりました。
![目元のピクピク](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/mabuta_pikupiku-239x300.png)
眼科で相談しても、「寝不足です」としか回答が得られず、
日々ストレス対策や寝不足の解消に勤しみました。
しかし、改善されることなく、次第に口元まで痙攣し始め、上司との面談で悪化を指摘されたことで脳神経外科を受診することを決意しました。
昨年(2023年)の夏頃に脳神経外科を受診したところ、原因は脳血管による神経圧迫であることがわかりました。
片側顔面痙攣症という病気で、現在では有効な薬物治療はなく、方法は以下の2つのみでした。
- 手術により神経を圧迫している血管を退ける
- ボトックス注射を行う
手術は根治することが可能ですが、ボトックス注射は原因を取り除くわけではないので、完治することはありません。
そのため、手術をすることを決意しました。
手術を決意した具体的な理由は以下の記事に記載していますので、ぜひ一緒に見てみてください。
![目元のピクピク](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/mabuta_pikupiku-319x180.png)
簡単に理由を言うと、完治をしたかったためです。
目元が痙攣すると、以下のような悩みが絶えないと思います。
- 笑顔などの表情が引き攣る
- 常に寝不足と感じる
- 痙攣している側を下にして寝ると気になって寝にくい
このような悩みがある人はぜひ一度脳神経外科を受診することを検討してみてください。
2.手術後の経過と経過日数毎の容態
![手術のイラスト](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/medical_shujutsu-300x300.png)
手術から1ヶ月経過しました。
手術直後の感想などは以下の記事で記載していますので、ぜひ参考にしてください。
![手術のイラスト](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/medical_shujutsu-320x180.png)
手術直後は頭痛がひどく、病室ではアイスノンで頭を常に冷やしていました。
1ヶ月経過した今の状態は、「ほぼ通常と同じ状態」です。
飛行機に乗っても、満員電車で通勤しても、問題なく仕事をこなすことができています。
日常生活に全く支障が出なくなったのは手術後から4週間後程度経過してからです。
経過毎の容態は以下の通りです。
手術直後から1週間後(退院まで)
この期間は一番しんどかったです。
頭痛と腰の痛みが一番ひどく、吐き気は手術直後にしかありませんでした。
以下の記事で詳細に記載していますので、こちらも見て欲しいです。
![手術のイラスト](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/medical_shujutsu-320x180.png)
手術後1週間後(退院後)から2週間後まで
退院してからは、下を向くと頭痛がありましたが、普通に座っている分には問題なく生活できていました。
さらに手術部位を下にして寝ることができませんでした。
数十秒程度なら下にすることができるのですが、すぐに頭が痛くなりました。
この時の頭痛は、頭の中が痛いというより手術した傷痕が痛かったです。
頭蓋骨に穴をあけて手術をしているので、穴をあけた部分の骨が痛かったのだと思います。
私は仰向けで寝ることができず、常に横を向いて寝たいのですが、それでも左側を下にした方が寝やすいです。
しかし、手術部位が左側でしたので、いつもの左側を下にできず、夜中に起きてしまうことが多かったです。
さらに入院により体力がかなり低下しており、外出するとすぐに疲れてしまっていました。
この期間は日常生活に少しの支障があり、下を向けない、左側を下にして寝ると痛い、すぐに疲れる といった状態でした。
手術後2週間後から3週間後
この期間は手術部位を下にして寝ること以外は全て日常生活に支障はありませんでした。
手術部位を下にして寝ることも昼寝程度の時間なら、痛みがなく普通に寝ることができました。
しかし、夜寝るときに下にすると、夜中に痛みがあり、途中で目が覚めてしまうことがほとんどです。
外出面では、体力が落ちていること以外は何も問題がなかったです(頭痛もありませんでした)。
しかし、激しい運動や重たい荷物を持ち上げることは極力避けていました。
手術後3週間後から4週間後
日常生活を送る上で何も支障がなくなりました。
シャンプーをするときも優しめの力ですが、しっかり手術部位を洗うことができました。
シャンプーする際、これまでは手術部位を気にするあまり、痛みはありませんが、軽く洗う程度で止まっていました。
重たい荷物を持っても問題なさそうなほど回復し、自分が手術から1ヶ月程度しか経過していないことを忘れるくらいでした。
全てを簡単にまとめて表にすると以下の通りです。
歩行(外出) | 手術部位の洗浄 | 手術部位を下に寝ること | 総合的に | |
手術直後 〜退院まで |
手術後4日目から歩けるようになったが、頭痛あり | 手術後4日目から撫でる程度なら洗浄可能 | 手術部位にホッチキスが止まっているためほぼ不可 | 常に頭痛があり、アイスノンで頭を冷やしていた |
退院 〜術後2週間目 |
短時間なら普通に歩行可能。20分程度経過すると少し頭痛あり | 優しめなら洗浄可能(傷口は塞がっているが、怖くて洗浄しにくい) | 傷口が痛く、数十秒程度なら可能 | 元に戻りつつあるが、まだ頭痛や制限あり |
術後2週間目 〜3週間目 |
体力の低下が気になるが、ほぼ問題なし | 通常時の8割程度の力で洗浄可能 | 昼寝くらいなら問題なく可能 | 体力の低下と手術部位を下にして寝ること以外は問題なし |
術後3週間目 〜4週間目 |
通勤しても全く問題なし | 普通に洗浄可能 | 長時間下にしても問題なし | ほぼ全開 |
3.手術を終えての感想
![室内でくつろぐ女性](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/04/jitaku_taiki__relax_woman-300x300.png)
手術を終えてみて苦しいことやしんどいことはたくさんありましたが、手術をしてよかったと思っています。
私は顔面痙攣を発症してから5年以上の月日が経過しておりましたので、まだ痙攣が残っています。
しかし、痙攣する頻度も低くなり、痙攣の強さも弱くなりましたので、手術前に比べると快適です。
顔面(目元)が痙攣すると、私はかなり不快に感じていました。
その不快感がなくなっただけでも非常に満足です。
さらに幸いなことに手術による後遺症は全くありません。
手術時には以下の後遺症が発症することがある説明がされました。
- 飲み込みにくくなる
- 味がしなくなる
- 耳が聞こえにくくなる など
これらの症状が出なかったことは非常に嬉しいことです。
皆様も同じような症状で手術を行う際には、実績の多い病院や信頼できる医師に行ってもらうと良いです。
具体的な方法としては、以下の通りです。
- お近くの脳神経外科のクリニックに受診
- クリニックで「手術がしたいので、症例数の多い病院か顔面痙攣の手術件数が多い病院を紹介してください」という
- 紹介された病院で手術の日程調整
実際に私が行った方法ですので、参考にしてみてください。
私が実施した病院が気になるという方は、
この記事の一番下のお問合せフォームでご連絡いただければ教えることができますので、気になる方はぜひご連絡ください。
まとめ
![治験のイラスト](https://ultra-diary.com/wp-content/uploads/2024/03/medical_chiken-300x285.png)
今回は手術後の経過を経過日数毎に容態を記載してきました。
顔面痙攣の手術を受けた場合、日常生活に戻るためには少なくとも3週間程度は必要だと思います。
私は20代で手術を実施しましたので、より発症率の高い50代の方だと普通に日常生活を送れるまで1ヶ月以上かかると思います。
私が手術を行い、今快適に過ごせているのは様々な方々のおかげです。
この記事が顔面痙攣で悩む方の後押しになれば嬉しいです。