現代ではスマホやパソコンを触る時間が増え、疲れ目の方が増えていると思います。いつも夕方になると目元がピクピクする、ふとした時に目元が痙攣している、等で悩んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は目元のピクピクや痙攣の原因と対処法を紹介していきます。原因によっては目元だけでなく、口元にまで痙攣が来るようになり、次第に顔が引き攣ったようになる場合もありますので、長年目元のピクピクで悩んでいる方は、お近くの脳神経外科のクリニックに受診してみることをお勧めします。
目次
・目元のピクピクの原因
・目元のピクピクを緩和させる方法
・まとめ
目元のピクピクの原因
目元のピクピクの原因は大きく分けて以下の3つがあります。
- ストレス
- 疲れ目
- 脳神経の圧迫
- ストレス
現在の日本では仕事のストレスがあると答えた人の割合は50%を占めます(NHKのデータを参照)。30代や40代の男性に限定すると6割を超えるというデータもあります。これは先進国の中で上位に位置する数字になります。つまり、日本人は仕事のストレスが多いことになります。
仕事に加えて、日々の生活費の問題、老後の問題、ご近所トラブル、人間関係の問題等上げていくとキリがないほど、世の中にはストレスの原因があります。 - 疲れ目
スマホの1日あたりの利用時間を調べてみると、20代でなんと5時間25分であり、30代でも5時間22分というデータがあります。20代のスマホの利用時間が最も多いですが、20代以外の年代でも、1日の利用時間が4時間を超えています。(出典元:株式会社テスティー)仕事でパソコンを使用していたり、余暇時間にテレビを見ている等の時間も含めると、液晶画面を見ている時間は1日あたり10時間を超えてくるのではないでしょうか。 - 脳神経の圧迫
具体的な疾患名だと、「顔面痙攣症」というものがあります。これは頭蓋骨の中にある顔面の神経を血管が圧迫し、異常が起こっている疾患を指します。こちらに関しては、お近くの医療機関または医療機関のホームページ等で詳細を確認してください。簡単に治療法を記載すると、脳神経の圧迫をなくすために手術を行うか、ボトックスの注射を行い、顔面の筋肉を麻痺させ、症状を緩和するかの2択になります。ご自身の判断で決めつけることはかなり危険ですので、何度も言いますが、心配な方は医療機関で受診させることをお勧めします。手術を受けた際の体験談は前の記事で記載しておりますので、よければそちらも見てくださると嬉しいです。
目元のピクピクを緩和させる方法
緩和と書いていますが、人によってはこれらの方法でピクピクが治る方もいると思います。具体的には以下の5つの方法です。
- 入浴や半身浴
- ホットアイマスクを使う
- 昼寝
- 目元の簡単なマッサージ
- 夜遅くにスマホやパソコンを使うことをやめる
- 入浴や半身浴
お湯に浸かる時間を増やすと全身の血行が良くなり、リラックスできたり、睡眠の質が向上します。当たり前のことだと思いますが、実際にゆっくり湯船の浸かっている人は少ないのではないでしょうか。お風呂の中でスマホをいじっている人は、一度スマホをいじらずに長い時間何もせずに入浴してみてください。退屈に感じるかもしれませんが、時間が過ぎることがゆっくりに感じられ、いつもよりリラックスできます。
せっかくのお風呂の時間をスマホで目をさらに疲れさせるのは勿体無いと思いますので、スマホはお風呂の前後にいじるようにして、ゆっくりと入浴してください。オススメはしっかり温もった手のひらを目元に当てることです。セルフ目隠しですね。
こうすると目が温められて気持ちがいいのでオススメです。 - ホットアイマスクを使う
メグリズムのようなホットアイマスクを活用することもオススメです。デメリットとしては夏には使いにくいという点です。夏だと余計に暑く感じられてしまいますが、逆に冬場だと温かくて非常に気持ちが良いです。こちらも一つ目の入浴と同じで目元の血流が良くなることで、疲れ目を改善させ、目元のピクピクを緩和してくれます。 - 昼寝
会社で仕事をされている方だと、昼寝を取ることが難しいと思いますが、在宅で仕事ができる方やリモートワークの方は、仕事の昼休みに15分でもいいので、昼寝のしてみることをオススメします。昼寝のもう一つのメリットは、お昼休み明けの眠気がなくなることです。
お昼ご飯を食べた後、午後の仕事の時間に眠くなる人は多いと思います。ついウトウトしてしまい、ケアレスミスを犯してしまう危険も高まります。
(私は隣のデスクの人がパソコンに手を置いたまま寝ているところを見たことがあります。)
昼休みに昼寝をすると嘘のようにその眠気がなくなります。午後の眠くなる時間に自分だけスッキリした頭で眠気も感じることなく、ゴリゴリと仕事を進めることを味わってみてほしいです。残業時間も減り、プライベートにさける時間が増えると思います。 - 目元の簡単なマッサージ
頭蓋骨の目の窪みの淵を指圧してみると、目元の血行が良くなり、目元のピクピクが改善されます。変な場所を押してしまったり、目を直接押してしまったりと注意することもありますが、自分が気持ちが良いところを探してみることをオススメします。 - 夜遅くにスマホやパソコンを使うことをやめる
私の中でこれが一番効果があったのではと思っています。疲れ目の原因にもなりますし、睡眠の質も下がってしまいます。特に夜寝られないからと、電気を消してからスマホをいじってしまうとより目が疲れてしまいます。寝る前(特に寝る直前)にスマホをいじることをやめると、疲れ目の悪化を防ぐことができ、睡眠の質も良くなり、さらに視力の悪化を防ぐこともできます。癖でスマホをいじってしまうこともあると思いますので、意識的に挑戦してみてください。オススメは寝室と別の部屋にスマホを置いてきて、寝室にスマホを持ち込まないことです。
上記の5つを実践するだけで、かなり目元のピクピクが改善されると思います。
必ずしも改善されるわけではありませんが、私が効果を実感できたものを記載しました。
自分にも取り入れやすいものを1つでも実践してみてください。
まとめ
目元のピクピクについて、原因と改善方法を解説してきました。原因は疲れ目やストレス、血管による脳神経の圧迫がありました。
改善方法は入浴・ホットアイマスク・昼寝・目元のマッサージ・寝る前のスマホをいじらないをあげました。
脳神経の圧迫の可能性もありますので、血行を良くしてしまうと逆に悪化してしまう可能性もあります。
目元のピクピクが原因で引き攣ったような顔になることを防ぐため、そういえば長い間目元がピクピクしているという方は、お近くの医療機関を受診してみることをオススメします。
私は脳神経の圧迫をなくすために手術を受けてきました。
その時の体験も記載していますので、判断材料にしてください。